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カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループは、「カルチュア・インフラを、つくっていくカンパニー。」をミッションに掲げる企画会社です。蔦屋書店などの店舗を通じたプラットフォーム事業や、Vポイントを活用したデータベースマーケティング事業を主軸に、多様なライフスタイル提案を展開しています。
Official Siteカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下、CCC)が2025年5月、創立40周年を迎えるタイミングで、本社オフィスを東京・渋谷から横浜・みなとみらい地区へと移転しました。これまで3つのフロアに分散していた事業部をワンフロアに集約。「CCC PARK」というコンセプトのもと、若手社員が中心となってゼロから設計したオフィスは、事業領域を超えたコミュニケーションと新しい働き方を生み出しています。オフィス移転プロジェクトに携わった3人に、移転の経緯から新オフィスがもたらした変化まで詳しく話を聞きました。
目次
インタビュイー
木村: 蔦屋書店本部 マーケティング戦略部。2012年に新卒入社。図書館などの公共事業を4年間担当した後、美容事業を経て、現在は蔦屋書店全体の数値管理やサポート業務など本部機能を担っている。
杉田: CCCMKホールディングス コンサルティング事業本部に所属。 2015年に新卒入社。「代官山 蔦屋書店」や「湘南T-SITE」の現場で運営部門やイベント企画・施設管理、レンタルフロア業務を経験。その後は一貫してマーケティング事業に携わり、現在はVポイントのアライアンス企業様のデータベースを活用したコンサルティング支援を行っている。
杉本: 2019年に新卒入社。1年目は「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI(現 六本木 蔦屋書店)にて文具雑貨担当をしながら、六本木 蔦屋書店へのリニューアルプロジェクトに参画。2年目から人事部門へ異動し、新卒採用など経験し、現在は人事企画にて制度設計や育成に取り組んでいる。
——プロジェクトにおける役割として、具体的なオーダーはありましたか?
木村: 今回の移転はCCC創立40周年という節目でもあり、「社員がより柔軟な働き方を選択できる環境の提供と、新たな価値創出に向けた拠点」という意味を込めて、若手メンバーを中心にプロジェクトチームが構成されました。メンバーは所属事業部がバラバラで、私と杉田もこのプロジェクトがなければ出会わなかったかもしれません。以前のオフィスは3つのフロアに各事業が分かれており、フロアをまたいだ交流はほとんどありませんでしたから。
そのため、事業間を超えたコミュニケーションを生み出すことが大きな目的の一つでした。あえて異なる事業の社員を集め、次世代を担う社員が主体となって企画すること自体に、会社からの期待が込められていたと感じています。
——今回のプロジェクトには何人ほど関わっていたのでしょうか?
木村: プロジェクト全体では約20名が関わっています。企画の骨子を考えるコアメンバーは私たちのほかに2名おり、この5名を中心に進行しました。これに紐づく形で、社内のデザインチームが図面を作成したり、各事業部との調整を行う窓口担当がいたりと、全社的な体制で臨みました。
——プロジェクトはどのように進行していったのでしょうか?
木村: まずはコンセプト設計から始めましたが、私たちにはオフィスの構築経験がありません。そこで「どういう働き方がしたいか」という実体験に基づいた視点から、キーワードを紡いでいきました。
工事の都合上、実質的なプランニング期間は半年強。夏頃には壁の位置を、年末にはレイアウトを決定する必要がありました。設計に関しては、デザインチームや協力会社の皆様に「いつまでに何をすべきか」を明確にしていただき、それに合わせてプランを詰めていきました。
杉田: 時間がない中でのコンセプトやレイアウト決めが必要で、メンバー全員に通常業務があるため、ミーティングの時間を合わせるのが大変でした。業務後にお菓子を持ち寄って集まる、といったことも頻繁にありましたね。
——コンセプト作りで苦労した点は?
木村: 全社員が共感できるキーワードを打ち出すのが難しかったですね。まずは「オフィスに来て働く意味」にフォーカスしたのですが、そこに関してはメンバー間でも「わざわざ会社に来るのだから、誰かと会って刺激を受け合い、新しい物事を創出できる場にしたい」と、すぐに意見が合致しました。ただ、その想いを一言で表す、新オフィスのイメージ作りには試行錯誤しました。
——最終的にどのようなコンセプトになったのでしょうか?
木村: 「CCC PARK」に決定しました。公園は多様な目的を持つ人が自由に出入りし、時にその場にいる人同士で会話が生まれ、何かが動き出す場所です。そのあり方が、私たちの理想とする働き方に近いと考えました。
設計も公園の機能をイメージしています。「入口」や「総合案内所」といった公園の要素を、オフィスにおける役割に置き換えて整理しました。コミュニケーションの活性化をベースにしつつ、集中できるクローズドなスペースも配置し、図面に落とし込んでいきました。このコンセプトが決まってからは、社内へのイメージ共有も非常にスムーズになりました。
事前に横浜オフィスの魅力を社員に向けて発信
——横浜・みなとみらいへの移転は、当初から決まっていたのですか?
木村: はい、私たちが参画した時点ですでに物件は決まっていました。横浜は歴史的に文化の入り口であり、オフィスの周囲にもコンサート会場や美術館などが集まっています。そうした文化的背景と、ワンフロアで広大な面積が確保できる点が、新しい働き方を実現する場として合致したのだと聞いています。
——とはいえ、渋谷から横浜への移転となると、社内の反響も大きかったのでは?
杉本: 全社会議で発表した直後のアンケートでは、通勤距離への不安が圧倒的でした。「遠くなる」「どうすればいいのか」という切実な声が相次いで……。
ただ、私たちは事前に現地を視察し、ワンフロアの圧倒的な開放感や駅からのアクセスの良さ、そして渋谷とはまた異なる街並みの雰囲気を肌で感じていました。そこで、その魅力を社内ブログで定期的に発信し続けたんです。すると、徐々に「みなとみらいでの仕事」を前向きに捉えてくれる社員が増えていきました。
杉田:実際に移転してみると、海も見える美しい景色は最高のリフレッシュになります。素敵なカフェも多いので「1on1で外でランチをしようか」というシーンも。昨年末には、同僚とみなとみらいの夜景を仕事帰りに見に行ったのですがこういった経験も横浜ならではですね。
木村:隣接する会場でライブがあると「今日は誰の公演だろう?」と、ファンの方々の様子から新しいエンタメの熱量を感じることもあります。下のカフェに集まるファンの方々の層を見て「今日はあのアーティストだね」と会話が弾むこともあり、そんな日常の風景が新しいインスピレーションや会話のきっかけになっています。
他部署との出会いは日常的に
——以前と比べて働き方はどう変わりましたか?
木村: 前のオフィスは10年以上前の設計で、出社前提の「島型」の座席配置でした。その後フリーアドレスも導入されましたが、事業部ごとのフロア固定は続いていました。新オフィスでは、その日の仕事内容に合わせて好きな場所を選べる「完全なフリーアドレス」を実現しています。
杉田: 以前はマーケティング部門が7階、店舗部門が8階といった具合にフロアが分かれていたため、他部署との交流は物理的な壁がありました。現在はワンフロアで回遊性が高いため、移動中に他部署の人とすれ違うのが日常茶飯事です。そこから偶発的なつながりが生まれたという声をよく聞きます。
木村: 「ふらっと相談できる」ようになったメリットは大きいですね。「今日オフィスにいますか?」という事前の確認がなくても、姿を見かければそのまま「ちょっといいですか?」と声をかけられます。
また、終業後に事業部を超えて食事に行く機会も増えました。移転を機に再会した人や、新しくつながった人と飲みに行くことで、仕事の連携もスムーズになっています。
——そのほか、具体的な成果はありましたか?
木村: 以前のオフィスで最も多かった不満が「会議室不足」でした。そこで新オフィスでは従来の倍以上の会議室を確保。さらに、予約不要で使える1on1用の小スペースを10カ所設置し、思い立った時にすぐミーティングができる環境を整えました。
また、ABW(Activity Based Working)の考え方を採用し、「集中」「対話」「リラックス」といったゾーン分けを明確にしました。仕事の内容に合わせて場所を選ぶ、自律的な働き方を促しています。
杉本: 人事的な観点では、バリアフリー化が進んだことも大きな収穫です。以前は段差やエレベーターの操作盤の高さなど、障がいを持っているメンバーにとって不便な点もありましたが、現在はビル自体が最新の設備を備えており、オフィス内もフラットで通路幅も広く設計しています。自身の業務に合わせて静かな場所へ移動するなど、より主体的に働く環境を選べるようになりました。
杉田: 隣の席から全く接点のなかった事業部の話が聞こえてくる環境は、非常に刺激的です。お客様をご案内した際も「CCCらしい、よく考えられたオフィスですね」と言っていただけることが増え、企業ブランドの理解にもつながっています。
キャリアの自律を支える制度の充実
——人事制度についても教えてください。
杉本: 特徴的な取り組みの一つに「サンクスポイント制度」があります。これは社員同士で感謝のポイントを贈り合う仕組みで、年度末にはVポイントに還元されます。
私が今回のプロジェクトメンバーに選ばれた際も、他部署の方々から「頑張ってね」「応援しているよ」という温かいメッセージと共にポイントが届き、大きな励みになりました。完成後にはメンバー同士で「お疲れさま」と贈り合ったのも良い思い出です。 現在では社員の9割以上が活用しており、感謝の気持ちをその場で伝え合う、素敵な風土が根付いていると感じます。
もう一つ、特徴的なのが「キャリア自律支援プログラム」です。自身のスキルアップのために年間一定額の補助金を支給する制度です。
学んだ内容はシステム上で共有されるため、共通の関心を持つ社員をタレントマネジメントシステムで検索できたり、繋がるきっかけをつくることができたりするのが、この制度の面白いところですね。
——「Cチャレ」というユニークな取り組みもあるそうですね。
杉本: はい、社内公募制度のことです。これまでの定期異動に加えて、自ら手を挙げてキャリアを切り拓けるよう新設されました。各部門からの募集に対して自由にエントリーでき、選考を経て希望部署への異動が実現する仕組みです。
40代や50代のベテラン層が新しい領域に挑戦するケースも少なくありません。「長くこの事業に携わってきたけれど、残りのキャリアでは新しいことに挑戦したい」と、驚くほど前向きな方が多いんです。
自発的な意思に基づく異動なので、本人のモチベーションが高いのはもちろん、受け入れ側もその熱意を理解しているため、スムーズに連携できるという大きなメリットがあります。
——他にも働きやすい制度はありますか?
杉本:部署や個人の業務内容に応じてリモートワークも柔軟に活用されています。週3〜4日勤務を選択している社員もいます。今後も、どのようなライフステージにおいても、社員が安心して働き続けられるように環境を整えていきたいと思っています。
——CCCで働く魅力を教えてください。
木村:新しいことに挑戦できる環境があるのは、当社の大きな魅力です。もちろん状況にもよりますが、「やりたい」と手を挙げたことに対して否定されることはなく、むしろ面白い経験を積ませてもらえる文化があります。任せるといっても放任ではなく、常に誰かが並走し、いつでも相談できる風通しの良さがあるのは非常に心強いですね。
今回のオフィスプロジェクトに関しても、未経験の私達にコンセプト作りを任せてくれる一方で、予算管理などの専門的な部分はメンバーが並走して整理してくれるという、安心感のある体制でした。
当社としては「キャリア自律」を主要なテーマに掲げています。ご紹介した人事制度もそうですし、オフィスに関しても、会社がすべてを決めて「言われた通りにやってください」ではなく、キャリアプランを自ら形成し、それに合わせて働き方も自分で考えてくための設計になっています。そうした意識を持った社員の集合体としての会社であればいいと思います。
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取材のウラ側
移転後の新オフィスでは、社員主体の活気ある企画が次々と誕生しています。特に象徴的なのが、社員が講師となり得意分野を教え合う「TSUMUGU MARCHE(つむぐマルシェ)」です。AI活用の勉強会から、アニメの知識を企画に活かすユニークな会まで、部署を越えた知の共有が行われています。
また、8月の花火大会に合わせた「ファミリーデー」では、スターバックス事業部によるキッズコーヒー教室やウェルネス事業部のダンス披露など、各部署が強みを活かして家族をもてなしました。新オフィスは単なる執務スペースに留まらず、働く場としての熱量が一段と高まっているのを感じました。
編集部が推したい福利厚生や支援制度
| 1.SHARE LOUNGE利用(インプットの支援) | CCCが全国に展開する「SHARE LOUNGE」をワークスペースとして利用可能。 オフィス、自宅、SHARE LOUNGEとその日の予定に応じて働く場所を選ぶことができます。 |
|---|---|
| 2. リモートワーク&フレックス | 出社をベースにしつつも、個人のライフステージに合わせた柔軟な働き方が認められています。 |
| 3. 社内起業・提案制度(企画のプラットフォーム) | 「世界一の企画会社」を目指す組織として、役職や年次に関わらずアイデアを提案できる機会があります。 |
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