今回お話を伺った管理本部の西村龍士さん(写真右側)、河村佳奈さん(写真中央)、大得夏稀さん(写真左側)

エンジニアの働きやすさにこだわった環境づくり

ーー早速ですが、設立からわずか4年で150名規模の企業に成長された要因は何だと思われますか?

西村:当社が設立したのは、ちょうどコロナ禍でした。テレワークの拡大をいち早く察知し、フルリモートでも案件に参画できる体制を整えたことが大きな要因だったと思います。現在はありがたいことに、多くの大手SIer様や大手メーカー様と取引させていただいております。

 

また、当社の代表が元エンジニアという経歴から、エンジニアが働きやすい環境をつくりたいという強い思いがあります。その結果、居心地の良い空間ができあがり、社員の紹介を通じて新たな仲間が増えていった経緯があります。

ーー働きやすい環境づくりのために、どのようなことをされたのでしょうか?

西村:まず当社のSEサービス事業では、クライアントの要望に応じて、ITエンジニアリソースを提供しています。エンジニアは案件によって、それぞれが異なる現場で業務を受け持つため、コミュニケーションが希薄になり、社員が孤独を感じやすいという課題がありました。

 

そこで、社員が誰とでも気軽に話しやすい環境づくりに注力しました。例えば、SES先に社内の営業メンバーが定期的に訪問して、エンジニアの悩みを聞くなどのサポートもその一つです。営業とコミュニケーションを取る機会が多いため、自然と何でも話せる関係になりやすいですね。

西村:またバーベキューなどの社内イベントを定期的に開催したり、社員のために、社員企画のイベント費用を補助したりと、業務上で関わることがない社員とも気軽に話せる機会を設けています。とはいえ、社内イベントには必ず参加しなければいけないという雰囲気はありません。あくまで、個人の希望が尊重されます。

 

働いていると色々ありますし、直属の上司には言えない話でも、他の先輩や他部署のメンバーには話せることってありますよね。社員が困った時のためにも、誰かに話せる窓口を増やす機会づくりは積極的に行いたいと考えています。

 

もし、誰にも相談できない状態に陥った時は、一人で抱え込まず、気軽に私たちを頼ってほしいなと思います。実際に、電話をくれる社員もいますから。

河村:ある女性社員が社内イベントにあまり参加されておらず、彼女が会社に対してどのように感じているのか、少し気になっていました。ある日、その女性社員と一緒に食事をした時に、「こんなに良い会社はないよ!サポートが手厚くて、私に対してもすごく寄り添ってくれる」と言ってくれたときは驚きましたね。そんな風に考えてくれているとは思わなかったので本当に嬉しかったです。社員の皆さんが会社に対して安心感や信頼を持てるような環境を、これからも大切にしていきたいと思っています。

IT資格取得を応援する制度が充実

ーーそこまで社員の方を考えてくれるのは嬉しいですね。他にも働きやすい環境のための制度などはありますか?

西村:社員の頑張りは、しっかり還元するシステムがつくられています。例えば当社では、資格の受験費用補助はもちろん、資格を1つ取得するごとに月1,000円~1万5,000円が支給される資格手当があります。最大3つの資格まで同時に対象にできるので、最大で月4万5,000円、年間約60万円近い年収を自分の頑張りだけで作り出せるんですよ。実際にこの制度を使って満額支給となっている社員が2名います。

 

そのほか、参考書を会社で借りられる社内図書制度もあるのですが、この制度はある社員の「資格取得のための参考書が高い」という普段の何気ないぼやきがきっかけで、次の日に制度が設けられたんですよ(笑)。こういった風通しの良さやフットワークは弊社の強みだと思っていますので、今後GAGAがもっと大きくなっても継承していきたいですね。

また、OJTを担当した社員には月2万円、リファラル採用には月5,000円、派遣先での評価が上がればインセンティブを支給するなど、会社に貢献してくれた方にはしっかり還元する制度を設けています。

 

河村:最近、福利厚生の充実を目指して「ベネフィット・ステーション」を導入しました。中でも特に喜ばれているのが、社員全員がNetflixを無料で利用できるサービスです。アニメや映画好きな社員が多いこともあり、想像以上の反響を呼んでいます。また、「このドラマ見た?」といった話題で社員同士の会話が増え、共通の趣味を通じてコミュニケーションがより活発になっていると感じています。

ーー社内図書制度のように、社員の声をもとにつくられる制度は多いのでしょうか?

河村:確かに、社員の声を聞く機会は多いですね。先日開催した、女性エンジニア社員の座談会もその一つです。女性がもっと働きやすい環境をつくるためにアイデアを募りたい、女性同士の交流を深めたいという思いで初めて開催しました。

 

現在、女性社員には子宮頸がん検診や乳がん検診の検査費用の補助を行っていますが、さらに子宮内膜症検査の補助や育児支援制度、生理用品の支給といった新たな提案もありました。現在、社内でその意見を議論していて、まずは生理用品の支給を実現する方向で進めています。

管理本部の大得夏稀さん(写真左側)と、同社エンジニアさん(写真右側)

ーー福利厚生制度はもちろん、本社のオフィス環境もとても素敵ですが、こだわった点などはありますか?

西村:本社は2023年11月に、今の場所に移転しました。オフィスデザインをどうしようかという話になった時に、当初は経費を抑えて必要最小限のものだけを置くスペースにする案もありました。ただ、出社することでモチベーションが上がるようなオフィスにしたいと考え、このようなスタイリッシュなデザインとなりました。

 

代表自身がインテリアに精通していることもあり、照明やアートなど小物一つひとつにこだわりがあります。特にこの社名とロゴが彫ってあるエントランスの壁面は、お越しいただいたお客様からいつも驚かれます(笑)

以前のオフィスよりも広くなり、フリースペースも比較的広めにとっているため、みんなで一緒にランチをしたり、イベントを開催したりと、より一層コミュニケーションが取りやすい環境になったなと思いますね。

 

大得:個人的に推したいポイントは椅子ですね。エンジニアには、長時間座っていても疲れにくい椅子を採用しています。また、名古屋本社にはマッサージチェアがあり、少し肩が凝ったなという時に利用しています。全身をしっかり揉みほぐしてくれるので、マッサージ後はかなり身体がスッキリします。

 

 

「仕事もプライベートも充実している」という声をよく聞くように

ーーまさに至れり尽くせりの環境ですね。社員の方も喜ばれているんじゃないでしょうか?

西村:そうですね。「入社して良かった」という声を聞く度に励みになっています。実は、全社員の約6割が社員からの紹介で入社しており、中には奥さまを紹介してくれたケースもありました。家族にも自信を持って紹介できる会社であることは、とても誇りに思います。

 

河村:ある社員からは「家族との時間が取れるようになった」と嬉しい報告を受けました。弊社の年間休日は125日で、案件にもよりますが、残業も月平均8.9時間と比較的少ないので、プライベートも充実させやすい環境です。現時点で女性1名、男性3名が産休・育休を取得しておりまして、これからもライフステージの変化に柔軟に対応できる企業でありたいと考えています。

ーー大得さんは今年新卒入社されたとのことですが、実際に入社されてどうでしたか?ギャップなどはなかったのでしょうか?

大得:ギャップは全くなかったですね。他の企業の採用担当の方は、会社の良い面だけを話されることが多いのですが、GAGAは違いました。エンジニアがぶち当たる「3年の壁」についても率直に話してくださり、業界のリアルもしっかり伝えてくれる会社という意味で、他の企業とは一線を画している感じがしました。

 

いろいろとお話を伺った上で入社を決めることができましたし、入社後のサポートも手厚いので、スムーズに業務を進められている気がします。

 

私は当初、エンジニアとして入社しましたが、次第に彼らを支える側に立ちたいと思うようになり、現在は管理本部の一員として勉強しています。

西村:実は採用チームの半数がエンジニア経験者で、苦労した経験もあるからこそ、入社を希望する方に寄り添う気持ちが強いと思います。新卒採用であっても、中途採用であっても、全てを知り、納得した上で入社してほしいですからね。

ーーどんな方に入社してほしいと考えていますか?

西村:自分の得意分野を活かして、意欲的にコツコツと頑張っていける方を求めています。スキルももちろん大切ですが、どちらかというと人柄を重視させて頂いています。たとえ実務経験が少なくても、コツコツと頑張れる方であれば、入社後にどんどん伸びていく可能性が高いですからね。実際、GAGAで活躍している社員もそのタイプがほとんどです。

 

社員のスキル面をお伝えすると、実務経験が浅いメンバーからベテランまで幅広く在籍しています。案件に関しては、こちらから一方的に決めるのではなく、必ず本人とコミュニケーションを取りながら決めていますね。具体的にいうと、本人の希望をヒアリングして、キャリアプランを検討し、方向性を決めて、案件を探索する形になります。

西村:弊社では幅広い業種の業務系システムやWEBシステム開発、インフラにおいてはサーバ構築、クラウド構築など、さまざまなシステムに携わることができます。大手システム会社やメーカーの案件がメインで、リモート案件も多く、豊富な案件の中から自身のスキルやライフステージと相談しながら選択していきます。

 

現在、一人でプロジェクトを担当しているエンジニアや、PL・PMも多数在籍しておりますし、実務経験が少なくても入社1年ほどでリーダーポジションになった社員もいます。それぞれが自分の希望やスキルに合わせて働いている状態ですね。

AI・ロボット・IoTなど最先端テクノロジーにも注力

ーー会社として今後の目標などはありますか?

西村:具体的な目標をお伝えすると、10年以内に、1,000人規模の組織、売上100億円を目指しています。今後はAI・ロボット・IoTなど最先端テクノロジーにも注力していく方向で進めているため、「最新のスキルを磨いていきたい」という方にとっても最適な環境になるのではないかと考えています。

 

2030年には70万人のエンジニア不足に陥ると言われているほど、エンジニア不足が社会的な問題になっています。弊社の経営層は元エンジニアばかりなこともあって、この状況をどうにかしたいという想いが強いほうかもしれません。

 

まずは、エンジニア達がモチベーションを保ち続けて、のびのびと成長できる場が必要だと考えており、GAGAをそのような場にしていきたいですね。

 

これからも、社員には、GAGAに入社したことを誇りに思ってもらえるように成長していきたいと考えています。もし、少しでも興味を持って頂けたら、ぜひご応募ください。あなたの未来について一緒に考えていきましょう。

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取材のウラ側

某有名You Tuberとのコラボ動画など、さまざまなメディアで話題を集めている同社。これまで数々の成長企業を取材してきたが、ここまで「急成長」を感じる機会はなかなかない。

同社の特筆すべき点は、企業としての売上や規模の成長だけを考えるのではなく、常に従業員への細やかな配慮を怠らないことだ。従業員の声を聞き、その声をすぐに反映させるスピードが凄まじく早い。企業規模が急拡大しているのにも関わらず、この姿勢が一貫して変わらないのも同社の魅力の一つだろう。

現在、社員が友人を紹介するリファラル採用が話題になっているが、社員の半数以上がリファラル採用で入社している企業は珍しい。友人に紹介したくなる会社こそ、働きやすい会社の証と言えるのかもしれない。